少し前になりますが、3/17(土)に西区民センターで行われました西区在宅ケア連絡会例会に参加してきました。前回2/13(火)に続き2回目の参加でした。今回は公開シンポジウム『皆で考える、最後まで安心して過ごすために考えておきたいこと』と題して、医療従事者だけではなく一般市民の方々も参加して、小講演、小グループに分かれての意見交換会が行われました。

今回の主なテーマであるアドバンスケアプランニング(ACP)とは、自分で判断できなくなった時だけではなく、現在から生命が終わる時までを通して、『どこで、誰と、どのような生活をして、どのようなケアを受けて、どのような人生の最終場面を迎えるのか』を患者さん本人、家族、医療従事者などが話し合っていく過程です。「もしもの時の話し合い」です。最後の時を迎える際に、「どこでどうしたいのか」を確めることができず、家族がつらい選択を迫られ、後に悲しい記憶が残ることも少なくないそうです。

ACPの大切さを考えるために、この会の参加者各自が、自分の人生の最終段階の過ごし方を『わたしの希望』という用紙に記入しました。人生の最後をどこで過ごしたいのか、食事ができなくなった時〜栄養を摂るためための方法の選択、人生の最終段階での医療に対する希望〜心肺蘇生の選択といった項目がありました。(ここでいう人生の最終段階とは、病気が治る可能性がなく、短期間で死を迎えるであろう段階です。)

私自身、幸いに日々健康に過ごしていますのでなかなか実感がわかなくて、現時点では考えられない項目もありましたが、どのような選択肢があるのかを知っておくことも必要なことだと実感しました。

今は元気でも、いつ、どこで人生の最終段階になるかわかりません。日頃、家族の中などで話し合う機会も持ってそれぞれの意思を伝え合ったり、書き留めておくことが大切だと思いました。

ことに店 みな